ハウスメーカーでの鉄骨住宅と木造住宅【どっちが良い?】

ハウスメーカーでマイホームを建てるときには、鉄骨住宅と木造住宅のどちらを選ぶべきか迷う人もいるはずです。それぞれに良い部分や注意点があるので、詳しい内容を知った上でより自分たちに合ったタイプを選択することがおすすめだと言えます。家づくりで失敗しないためにも、まずは鉄骨住宅と木造住宅の特徴を知ることから始めてみると良いでしょう。
鉄骨住宅は建物の主要構造体に鉄骨を使用していますが、これを選ぶのであれば柱や壁を減らした間取りを実現することができます。頑丈な鉄の骨によって建物が支えられているので、木造住宅よりも柱や壁が少なくて済むことが多いです。柱や壁を減らすことができれば広々としたリビングや吹き抜け、大きな窓を採用しやすく、開放感のあるマイホームを手に入れることができます。このタイプの住宅に使用される材料や部品は工場で一律生産されているため、一定の品質が保証されているという安心感があるでしょう。現場では組み合わせていく作業がほとんどなので、職人の腕による差が生まれにくく、高品質な住宅をつくりやすいという特徴があります。
木造住宅の場合は断熱性や調湿性が高い木が使用されているので、夏は涼しく冬は暖かく過ごすことができるマイホームに仕上げることができるでしょう。調湿性が高くて結露やカビも発生しづらいので、これらが発生することで建物にダメージが与えられるリスクを減らすことができます。気密性が高くなるので冷暖房の空気が逃げづらく、冷暖房の設定温度を過剰に上げたり下げたりすることがなくても、快適な温度を保ちやすいというメリットもあるでしょう。鉄骨と比べてコストが安いことが多い点も大きな特徴であり、材料費自体が安いだけでなく、工期が短いので人件費や建築コストを抑えることも可能です。
どちらにも良い部分がありますが、鉄骨住宅はコストが高くなりやすいことや地盤が緩い場合は地盤強化工事が必要なこと、木造住宅は間取りが制限されやすいことや職人の腕で品質が変わりやすいことを理解しておく必要があります。ハウスメーカーを利用してマイホームを建築するときには鉄骨か木造から住宅のタイプを選ぶことができますが、それぞれにメリットと注意点があることを理解しておくことが大事です。間取りの自由さや頑丈さを重視する場合は鉄骨、自然を活かした快適さやコストの安さを重視する場合は木造などと、自分たちの好みに合わせて選択してみると良いでしょう。
